どうも!
ふたば商店街のバイク屋「ワタナベモータース」です。
このコーナーでは毎回 様々な名車・珍車なバイクをご紹介させていただいております。
イタリアはミラノで開催された世界最大規模のモーターサイクルショー
「EICMA(エイクマ)2019」において、
イタリアの歴史ある高級ブランド「bimota(ビモータ)」が
日本のカワサキと業務提携して再生すると発表されました。
「ビモータ」
1972年創業のこのブランドは、職人による手作りフレームに、
ホンダやスズキ、ドゥカティなどのメーカーのエンジンを流用して搭載。
外装も独創的なデザインで仕上げ、
一台一台ハンドメイドで手間暇かけた少量生産モデルを生み出してきました。
創業当初は、顧客として完成車をメーカーから購入し、
エンジンだけ取り出すという方法を取っていた為、価格はハイプライス。
日本での販売価格は200万円以上する高級車でした。
そんなビモータの名を世界に知らしめたのは
レースマシンのフレームを手がけた事でした。
1983年 世界グランプリのチャンピオンマシンを生み出し
一気にバイクファン憧れのブランドとなります。
「フレームばかりでなくてエンジンも作ったらいいのに。」
はい、ビモータも同じ事を考え、1997年に発売したのが
自社製直噴2ストロークエンジンを搭載した、
フレームもエンジンも完全ビモータ製の500V due(ドゥエ)。
当時の新車販売価格210万円。それでも世界中から予約が殺到!
ところが、いざ発売すると、自社開発したエンジンに不具合が見つかり、
初年度生産した185台すべてがリコールや払い戻しとなり、
それがきっかけでビモータは2000年に倒産してしまいます。
その後 買収され復活するも、休眠状態となっていたビモータが、
カワサキのエンジン供給を受けて再生するというのですから、嬉しいビッグニュースです。
モーターショーでは以前このコーナーで紹介した「Ninja H2」のスーパーチャージドエンジンを使ったコンセプトマシンが登場。
2020年中にビモータブランドのモーターサイクルを販売することにしているそうです。
楽しみですね!