どうも!
ふたば商店街のバイク屋「ワタナベモータース」です。
このコーナーでは毎回バイクやバイクにまつわる話題をご紹介させていただいております。
今回は、国内バイク4メーカーのイメージカラーの起源について紹介しました。
ホンダといえば 白・赤・青で構成されたトリコロールカラー
1973年アメリカで行われたモトクロスレースにおいて、アメリカ・ホンダのライダーが
アメリカの国旗「星条旗」に使われている白・赤・青、この3色のライダーウェアで参戦
したのが最初だと言われています。まさかのマシンではなく、ウェアとは驚きです。
1970年代半ばになってマシンにもこのトリコロールカラーが使われるようになり、
ラリーでも、ロードレースでも 数々の優勝を飾るトリコロールカラーのホンダのマシンがバイクファンの心に焼きついていきました。
ヤマハのイメージカラーは、青色。
1981年のパリ・ダカールラリーにおいて、
フランスヤマハとして参戦したマシンの色がこの青色でした。
その後、ヤマハのスポンサーとなったフランスのたばこメーカー「ゴロワーズ」のブランドイメージカラーの青色に寄せた「ゴロワーズカラー」をまとい、
パリダカにおいて91〜93年に3連覇、95〜98年に4連覇を成し遂げて
「ヤマハ=青」のイメージが定着しました。
スズキは黄色。
1965年にモトクロス世界選手権に参戦したスズキのマシンの色が黄色だったのがルーツ。
当時 日本国内に“オフロードバイク”というモデルが存在しなかった時代、
それでもモトクロスの世界大会に挑み、3年後には初優勝、その後も前人未到10連覇など輝かしい成績を収め、黄色いスズキのバイクの活躍は「スズキイエロー」「スズキ マジック」とモトクロスファンの中で呼ばれるようになりました。
カワサキはライムグリーン
最初にライムグリーンの車両が登場したのは1969年。
アメリカで行われたデイトナ200のレース場でした。
元々 欧米では ライムグリーンは モンスターやバケモノの色として不吉な色扱い、
嫌煙されてきた色でしたが、カワサキは
「他が絶対に選ばない色なら、逆張りで目立つ!」と ライムグリーンを選択。
しっかりと良い成績を収め、バイクファンの間に
「ライムグリーン=カワサキカラー」のイメージを浸透させる事に成功しました。
国内4メーカーのイメージカラー、
そこには、愛国心、企業同士の関係、世界への挑戦、逆張りなど 様々な思惑が込められていたんですね。またオフロードの世界で定着したカラーリングが多いのも意外でした。
ラジオをお聴きの貴方にとって、「なーさんち。」のイメージカラーって何色でしょうか?