渋谷系ってカルチャー

さて皆さんは音楽ジャンルって沢山ありますが、いくつ言えますか?

J Pop J Rock K Pop R&B Jazz 演歌 etc.etc.

個人的に音楽ジャンルに縛られることはナンセンスだと思っていますが、音楽の紹介する立場になると、このジャンル分けって非常に便利だったりします。

そんな音楽ジャンルの中に「渋谷系」と言われるものがあるのをご存知でしょうか?

40代オーバーの方は分かる人も多いかもしれませんね。

渋谷系とは放送中にも言いましたが、一つの音楽ジャンルというよりカルチャーとしての側面が強いのかもしれませんね。

1990年代の初め頃から以前ご紹介した「シティーポップ」の影響を色こく受け継ぎながらさらに進化させていった音楽と言えばいいのでしょうか。本当にいろんな要素を取り入れていくことで、各アーティストの個性がしっかり出ていた時代のような気がします。
「渋谷系」と言われるアーティストたちに共通する特徴があるのか?
う〜ん・・・共通性は正直あんまり感じられません。。。WWW

個人的にはピチカートファイブはヨーロッパの香りを感じながらHouseのテイストも感じられるし、野宮さんのボーカルが可愛らしくて好きでした。小西康陽(こにしやすはる)天才!などと思っておりました。

なので、当店にはピチカート・ファイブはレコードしかもドーナツばんであったりします。

この渋谷系という言葉の起源には諸説あるんですが、HMV渋谷のJpopコーナーがプッシュしたミュージシャンが渋谷系の源流になったんじゃないかと言われています。
そのHMV渋谷の邦楽プッシュコーナーを訪れるお客さんのファッションも独特なものがあり、ファッションも含めてのカルチャーとして成長していきます、

ただ1990年代後半には渋谷系アーティストも解散するグループも多くなり、もともと音楽性に共通性が薄かった渋谷系アーティストは拡散。消滅していきます。ただその影響はインディー・メジャー問わず多くのアーティストに残り、現在もポピュラー音楽の構成要素の一つとなっています。ピチカートファイブの小西さんはプロデューサー・コンポーザーとして現在もご活躍中です。なんならクラブでDJもしちゃいます。
実は一度私も小西さんと同じイベントに出演させていただいたことがあります。

小西さんプロデュースで香取慎吾さんが歌った「慎吾ママのおはロック」は皆さんも耳にしたことあるんじゃないでしょうか?
オリジナルラブの楽曲はいまだにCMなんかにも使われていたりするし、その影響は多大なるものがあったと思います。ちなみにオリジナルラブの田嶋さんもピチカートのボーカルをしていたこともあります。

渋谷系という言葉を音楽ジャンルとして認めるかどうかは意見が分かれるところではありますが、興味を持たれた方は色々調べてみるのもいいかもしれません。

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