どうも!
ふたば商店街のバイク屋「ワタナベモータース」です。
2023年、本年もどうぞ宜しくお願いします。
今年の干支はウサギ。
ウサギに因んだバイクということで
4輪車メーカー「スバル」が生んだ ラビットスクーターをご紹介しました。
その誕生は第2次世界大戦が終わった翌年、1946年。
戦時中、「隼」など戦闘機を作っていた中島飛行機=
現在のスバルが平和の世に送り出したのは 日本初の国産スクーターでした。
アメリカ製スクーターを参考にして、
細いパイプフレームに金属板を貼り付けた様なデザイン。
135CCの空冷エンジンと遠心クラッチを搭載し、
速度調整は手元ではなく足元のペダルで行いました。
戦争によって交通網が破壊された日本において
2輪車は重要なコミューターの役割を担っており、
その中でもスクーターは「誰でも手軽に乗れる乗り物」として
大変な人気を得ました。
その後、ラビットシリーズは 1968年に生産終了するまで
ジュニア、スーパーフロー、スカーレット、ツーリング、オート三輪タイプ等、
様々なモデルが登場。
翌1969年にスバルが2輪から撤退した事を踏まえると、
スバルのバイクの歴史は、
ラビットスクーターが作られた22年間と言えるでしょう。
因みに、この時代の 外装に金属素材を使ったスクーターを“鉄スクーター”と呼び、
ラビットスクーターのほか イタリアのベスパ、ランブレッタなどと併せて
一部マニアに今も人気を得ているそうです。
今回は スバルのラビットスクーター ご紹介しました。