皆さんご機嫌いかがですか?ふたば商店街にある中古レコードショップMusicJungeの店長Kayでございます。
世間様はGWでございますよ!どこか遊びに行きましたか?
Kayはロバータフラッグのレコード聴きながらずっと店番しております。
なぜロバータフラッグか?
今年の2月24日にロバータフラッグか亡くなったからですよ・・・
ロバータフラッグを言われてピンと来た人今度一緒にお酒飲みましょう!
では、ピンと来なかった方のためにちょいとご説明いたしましょう。
代表曲はおそらく皆さんもどこかで聞いたことがある曲です。
「Killing me softly with his song」邦題は「優しく歌って」
あのコーヒーのネスカフェのCMソングとして長く使われていた曲です。
ただし、この曲はロバータフラッグもカバーアティストでオリジナルは別の方が歌われています。
その後、ローリン・ヒルがいるフージーズがカバーしてグラミー賞R&Bパフォーマンス賞を受賞してます。他にも数多くのアーティストがカバーしております。
ちなみにローリン・ヒルは映画「天使にラブソング2」にも出演しています。
なんなら日本人もたくさんカバーしてますよ。この辺はよかったら皆さんご自身で調べてみてください。
さて、そんなロバータさん実は非常に才能豊かな方でして、わずか15歳で奨学金を得ましてハワード大学に進学しております。クラッシック、声楽を専攻しておりました。19歳で大学を卒業し、その後大学院に進むんですが、家庭の事情で中退し、その後は中学校の音楽の先生をしたりナイトクラブで歌ったりしてキャリアを積んでいました。
その後1969年6月にデビューを果たします。
69年に出したアルバムの中の1曲愛は面影の中に「The First Time Ever I Saw Your Face」がクリント・イースドウッドの初監督映画「恐怖のメロディ」に使用され、それがきっかけで一気にブレイクを果たします。
愛は面影の中に(The First Time Ever I Saw Your Face)」は
69年にリリースされたアルバム「First Take」に収録されている楽曲なんですが、69年当時はあまり評価されていませんでした。クリント・イーストウッドが71年制作の映画に使ったことでチャートインするんですよね〜。
昔しのチャートの動きってこういうこともあったんですよね〜
リリースして1年後にチャートの1位を獲ったりね。今のチャートはほぼ初動だけでチャートが決まるからなんか驚きがも面白みもないんですよね〜
その後はダニー・ハザウェイやピーボ・ブライソン、マキシー・プリーストなど錚々たるメンバーとのデュエット曲がヒットに結びついていますね。
非常にシルキーな声でタイトル通り優しく歌う彼女の歌声に魅了された人が多かったこと・・・
もちろん私もその人であります。
1980年代中盤ごろに大流行りした「クワイエットストーム」と言われるジャンルの第一人者となりましたね。
クワイエット・ストームとは簡単に説明しますと、元々はアメリカのFMラジオの番組なんですけど、その番組でかかるスロー、ミディアムテンポのR&Bやジャズの楽曲がオシャレである!ってなことでその番組でかかるような曲たちの総称としても使われるようになり、一つのジャンルとして確立していくようになります。スロージャムやブラック・コンテンポラリー(当時ブラコンと言われていた)などを含む楽曲たちのことを指しますね。
そしてロバータさんは晩年は子供たちに無償で音楽を教えるロバータ・フラック音楽学校を設立し、ご自身の財団を通じて音楽教育と動物福祉の支援に力をいてていました。
アーティストとしてだけでなく人としても偉大な人でありました。
彼女が亡くなったということはほんとに残念で仕方ありません。
合唱